初めてのパリの思い出

J-Waveで、懐かしの曲、Sinead O'Connor ”Nothing Compares 2 U”が流れてきた途端。。初めて行ったパリの思い出がフラッシュバックでよみがえってきました。。!
今からかな〜り昔。。ちょうど映画配給会社の短いお仕事を終えてフリーだった時、学生時代の友人から、スタイリスト事務所でショー用の小物(帽子やアクセサリー)を作る人を探してるので手伝わない〜?と軽く声をかけられ、一週間くらいのつもりが、結局。。2年!!(当時、バブル真っ盛り!ファッションブランドも勢いがあった頃で、ショーも国内外でたくさん行われていました♪)その日から、怒涛のような忙しさで、夜中2〜3時までは当たり前、徹夜の作業も多く、事務所に寝泊まりして、月に数日のお休みは家に着替えを取りに行く。。そんな毎日でした。
そしてお役目も果たしたのでそろそろ辞めようかな。。と思っていた頃、事務所で年に一回行っている、パリコレのアシストで初めてパリへ行くことに〜!当時、初海外旅行のタイへ行くのにパスポートを取ったばかり。。フランス語どころか英語もままならない状態で、いきなり仕事でパリへ。。どうしよう〜怖い。。!
著名なデザイナーやモデル、スタッフの方々と伴にした、コレクションでのお仕事、オートクチュールのサロンでの内覧会、パリの街中の撮影、クライアントとのゴージャスなお食事。。今だったら満喫できる素晴らしい経験も、当時の未熟な私にとって、キャパをはるかに超えていたため、楽しむどころか、とにかく失敗しないようにこなさなくては〜と緊張もMAX状態。。!ポン・ヌフ橋でのカタログ撮影で、多分、そんなボロボロな私を見かねて、モデルさん(多分私より年下。。でも股下は私のウエストよりも上。。)が子供をあやすように私を膝に乗せて、”Are you OK?(大丈夫〜?)と頭をなでてくれたのをおぼえています。。(今思い出してもおかしかったのが、オートクチュールのコレクション、CHANELDiorのゴージャスなデフィレで、プレスのカードをゲットして、雑誌でよくみるプロカメラマンたちが巨大なレンズを抱えて壁のように並んで撮影している横で、”写るんです”の使い捨てカメラをじ〜ころ〜♪と巻きながら資料用に撮影したのは、マンガのようでした。。!)
そして時が経ち。。パリはそれから何度も何度も訪れて、長期間で住んでみたりもしたけれど。。いつも思うのは、自分は変わっても街は変わらない。。!パリの匂いや、人、街の色。。当時、コレクションで何度も使われていた、この曲を聴くと、懐かしくそしてちょっぴり切なく。。こんなことを思ってしまいます。。!